江蘇省姜堰市で養殖したウジ虫をニワトリのエサにしている26歳の男性が中国で話題となっている。男性は「無農薬で養殖したウジ虫を飼料にしているので鶏卵が安全」と宣伝しており、2007年の売り上げは30万元に上った。
14日付で泰州新聞網が伝えた。

 男性は06年に四川農業大学を卒業し、江蘇省蘇州市の企業に入社した。しかしウェブ上でウジ虫の養殖ビジネスの話題を見つけ、自分も開業することを決意。07年に同社を退職し、同省姜堰市にある実家に戻った。当初は養鶏業を営む両親から反対されたが「ウジ虫をニワトリのエサにしたい」と説得した。

 男性はウジ虫の養殖に初めて成功した後、エサとしてニワトリに与えたが、栄養過多で死んでしまった。
このため男性はウジ虫を他のエサと混ぜることを考えつき、07年の鶏卵の売り上げは30万元に上った。こうした努力が実って男性は起業した農村出身青年に贈られる特別賞を獲得した。(編集担当:麻田雄二)

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