四川省成都市にあるネットカフェで夜通しゲームをしていた15歳の少年が4日早朝に突然死するトラブルがあった。5日付で成都商報が伝えた。


 調べによると、少年は4日午後8時ごろ、17歳の友人とともに同市内にあるネットカフェにやってきた。1時間ほどゲームに興じたあと、いったん外に出て夕食をとった。そして午後10時ごろにネットカフェに戻り、再度ゲームをした。

 ところが翌5日午前2時ごろに少年は机の上でうつぶせになって眠ってしまった。それから2時間ほど経ったときに少年が意識不明になっているのが発見された。慌てた店長は少年を近くの病院へ搬送したが、死亡が確認された。

 店長によると、ネットカフェは開業から約3カ月が経過していたが、営業許可はとっていなかった。20平方メートルほどの室内にはパソコン約10台が並べられていた。店長は「2万元を払ってパソコンを調達した。営業許可が必要だとは知らなかった」と述べた。

 一方で少年の両親は「息子はこれまでに徹夜でゲームをしたことはなかった。しかも身体は丈夫で病気をしたこともほとんどない」と説明。
その上で損害賠償を求めてネットカフェを提訴する方針を明らかにした。(編集担当:麻田雄二)

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