20日付中国新聞社電によると、北京中国美術館で改革開放政策30周年の中国美術を回顧する作品、約230点を展示する特別展「尋源問道」が始まった。写真は展示された油彩画の前で、スケッチの勉強をする小学生。


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 中国では1970年代後半まで、「芸術は政治に奉仕するもの」とのイデオロギー上の制約が強く、ヌード作品は「資本的堕落の象徴」として厳しく排斥された。その後、西洋美術の受け入れも徐々に始まり、あくまでも「芸術的」と判断される前提のもとに、ヌード作品も市民権を得るようになった。

 しかし、清朝末期の、西太后のヌード象が「歴史上の重要人物を侮辱している。現在でも親族がいる」などと批判されるなど、芸術ヌードを巡る論争が、最近でも起こっている。(編集担当:如月隼人)

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