ノーリツ が、一時27円高の1437円まで買われ、08年1月10日につけた昨年来高値1410円を1年2ヶ月ぶりに更新した。
筆頭株主の米投資ファンドのスティール・パートナーズが、昨年9月に同社発行株式のすべてを、下限を50.1%とする公開買い付けの意向を示していた、3月24日付けで撤回されたと会社側が発表、市場ではこれを好感した。
先日は、このスティール・パートナーズがこの総会で役員の再任に反対票を投じると表明していたサッポロホールディングス が、サッポロHDの取締役選任議案に賛成票を投じるように国内外の議決権行使助言大手3社が助言していると伝えたられ、株価は350円処から総会前日の26日に433円まで上昇するなど堅調な動きを見せた。
■スティール・パートナーズが手を引いた銘柄に注目
再び、スティール・パートナーズ周辺銘柄が騒がしくなってきたが、ここからはスティール・パートナーズが手を引いた銘柄に注目してみたい。
45円高の590円と6連騰している中北製作所 は、注目度は高い。昨年5月、スティール・パートナーズは、保有する中北製作所の発行済み株式数の12.96%に当たる248万3000株を中北健一社長の娘婿である宮田彰久氏(元三井住友銀行行員)に約30億円で売却している。
宮田氏が最初に大株主に浮上したのは、同社の自己株処分を引き受けた07年4月。当時は社長の娘との結婚前で、三井住友銀行行員だった。宮田氏の父、宏章氏は小林製薬の元副会長で小林製薬創業者の親族に当たる。宮田氏は株式を買い取る資金を親族からの借入金で賄ったとされる。(08/05/30・日本経済新聞・朝刊)
このため、宮田彰久氏の資金的な負担は、スティール・パートナーズから譲受した分を含めるとかなりの金額になると推測される。
となれば、中北製作所の株は諸般の事情などから適正な水準へ訂正高が続くと予想する。
足元の業績、四季報では「受注は舶用中心に高水準。生産設備増強が効き自動調節弁が想定超。
■スティール保有比率0%銘柄に異彩高いも・・
スティール・パートナーズが全株売却した、江崎グリコ 、ブルドックソース 、キッコーマン 、ユシロ化学工業 、石原薬品 、ブラザー 、新コスモス電機 などは何らかの形での訳ありの上昇があるかもしれない。(執筆者:長島和弘 株式評論家・日本インタビュ新聞社記者)
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