このほど山東省で、科挙首席合格証書が発見された。
 
 これは、光緒29年(1903年)の科挙(官吏登用試験)で首席の成績を収めた王寿彭の合格証明書。
科挙の最終試験(殿試)において首席の成績を修めた者には状元の称号が与えられた。

 王寿彭(1875~1929年)は清末の状元で、山東大学の創始者の一人。王寿彭は幼年より学問を修め、科挙試験では県、府の試験を首席で通過、1901年に郷試に合格し挙人となり、1903年に首席で進士となった。彼の合格証明書は山東省で発見された2件目の証明書になる。

 最後の科挙は1904年の7月4日に行われた。(CNSPHOTO)

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