古来より「礼儀の国」と呼ばれてきた中国。一方で、そのイメージを覆すような国民の行動がたびたび取りざたされるようになってきている。対応に迫られた中国政府は、「文明礼儀」に関したパンフレットを作成。マナー向上キャンペーンを国を挙げて展開した。来年万博が開催される上海市では、「100万人家庭礼儀学習」と題された啓蒙活動が行われている。そんな中国の主要都市(北京・上海・広州)で今年4月、「礼儀正しい国はどこか?」というアンケート調査を行ってみた。
その結果、前回同様「日本」を最も礼儀正しい国だとする声が一番多く、各都市で30%近い支持率を獲得している。前回4位の英国は今回2位にランクアップ。次いで中国・韓国と続いた。性別でみると、日本と英国を支持する男女比はほとんど変わらないが、中国を支持する人には男性が多く、韓国を支持する人には女性が多いという特徴があった。(グラフは本調査結果を基に作成)。(編集担当:井上洋一郎)
【調査概要】
1.調査企画:サーチナ
2.調査方法:上海サーチナ「新秦調査」上のインターネット・アンケート画面での回答
3.調査対象:上海、北京、広州。
4.調査期間:2009年4月1日から2009年4月10日
5.回答者数:300人
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