広東省湛江市では2000年から行政が中心となってコンドームの自動販売機が相次いで設置されたが売上不振から約220台が淘汰されていたことが分かった。しかも機械を破壊する悪質ないたずらが後を絶たないという。
8月5日付で湛江晩報が伝えた。

 このうち50歳代のある男性は同紙の取材に対して「あそこにコンドームの自動販売機があるが近づいただけで付近の住民から好奇のまなざしで見られてしまう」と語った。さらに同市内の大手企業に勤務する女性は「知人と鉢合わせになったら恥ずかしいのでコンドームの自動販売機は利用したことがない」と述べた。

 これに対して湛江市政府人口計画生育局の盧川氏は「当市では2000年からコンドームの自動販売機の設置が始まった。当初は約500台に達したが1日の販売数はせいぜい3セットから5セットといったところで今では約280台しか残っていない。維持していくのは難しいが公益性がある」と指摘した。
(編集担当:麻田雄二)

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