北京では、武博会が開催中。世界の武術や格闘技を集めた競技会だ。
日本からの種目としては柔道、空手、相撲、合気道が採用された。中国新聞社は31日付で合気道の演武を紹介。美しさと精神性を着目した。

 中国新聞社はまず、合気道の美しさに注目。「しなやかで美しき舞い姿のような動作」と紹介し、その上で「合気道は勝負の結果に注目しない。他人と比べるという思想がないからだ」、「他人とともに鍛え合い、自らの修養とすることが目的。そのため(勝負を決めることが目的でないため)男女の選手が対決することもある」と、合気道の精神面や文化的背景を強調した。

 合気道は「試合」を行わなず、日ごろの修練の成果を披露する「演武」を行う。中国新聞社も「比賽(試合)」の語を使わず、合気道は「厳格に勝者と敗者を決めることはしない」などと紹介した。

 写真はロシア人選手による演武。(編集担当:如月隼人)

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