東日本大震災の被災地を積極的に支援してきた歌手のAIが13日、福島県双葉郡大熊町・大熊中学校の卒業式にサプライズで登場。生徒の演奏で代表曲「Story」を熱唱。
生徒へ勇気を与えた。

 今回のサプライズライブは、原発事故によって避難生活を余儀なくされた大熊中学校の生徒会長池田くんの一通の手紙がきっかけとなった。手紙には、学校がバラバラになってしまった悔しさ、そんな苦難を仲間と乗り越えてきた郷土への思いなどが綴られ「仲間たちとの最後の別れとなる卒業式に最高の思い出を残したいのでAIにライブをしてほしい」という熱い想いが込められていた。

 この手紙に心を打たれたAIはシークレットライブの開催を決意。大熊中学の校長先生、教頭先生、およびこの手紙をくれた池田くんの両親をはじめとする地元のサポートの協力もあって、3月13日大熊中学校の卒業式でサプライズライブを行うことが実現した。

 当日は厳粛な雰囲気のなか卒業式は滞りなく行われ、その後再びホールに呼び戻された大熊中学の生徒の前に突如現れたAIとDJ HIRAKATSUの姿に歓喜の声が上がり、会場はまたたくまにライブハウスさながらの熱気に包まれた。

 MCでは「みなさんおめでとうございます!池田くんの手紙に心を打たれて今日は来ました!みんなが楽しんでくれるようにと曲を考えてきたのでよろしく」と、大ヒット曲「ハピネス」を皮切りに、最新ヒット曲の「VOICE」など、惜しみなく歌で卒業を祝福。そして、クライマックスは手紙をくれた池田くんによるピアノの伴奏で代表曲「Story」を披露。最高の思い出作りをプレゼントした。

 ライブを終えてAIは「池田くんの伴奏はイントロからジンときた。とても気持ちが入っていたので歌いやすかった。また、福島に来た時には一緒になにかやりたいね」とメッセージを送った。
(編集担当:武田雄樹)
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