「093」型原潜1番艦は2006年末に就役。
記事は、「093G」は「空母キラー」などと高く評価されていると指摘。ただし「よく調べれば、そんな大言壮語はできない」と批判した。
まず、攻撃型原潜で世界最高の技術力を持つのは米国で、ロシアも冷戦期には「かなりのレベルに達した」と紹介した。
ロシアのヤーセン型原潜の場合、水中排水量は1万3800トンで、093Gの2倍近い。水中限界速度は093Gの30ノットに対し、35ノットだ。
記事は、この5ノットの差が「生死の分け目」になると指摘。速度差は原子炉技術の差に由来するとの見方を示した。
武装についてはヤーセン型は口径650ミリの魚雷発射管を8門、533ミリ魚雷発射管を2門、垂直発射管を8門備えている。
また乗組員数は双方とも100人程度と指摘し、ヤーセン型のトン数が約2倍であることを考えれば「093Gの自動化はヤーセン型に追いついていない」と論じた。
静粛性については、「ロシアの技術は中国の先を行く」として、093Gがヤーセン型より大きく劣っているのは確実であり、米国の「バージニア級」や「ロサンゼルス級」との差はさらに大きいと論じた。
文章は最後の部分で、「093Gは中国のそれ以前の攻撃型原潜に比べれば極めて大きな進歩があった」として関係者の努力を称讃した上で、「世界の最先端の攻撃型原潜と比べれば、依然として大差がある」と改めて主張。
093Gを高く評価する風潮を改めて批判し「ホラは少なく、仕事を多く」、「差をつけられていることは恐ろしくない。差があることを知らず、努力の方向が分からず、やみくもに自賛することこそ、恐ろしいのだ」と主張した。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の同記事掲載頁キャプチャー)
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