記事はまず、中国のネット上で論争の的となった1枚の写真を紹介。そこには、北京市内の地下鉄の車内で親が子どもに小便をさせている様子が写っている。車内で子どもに小便をさせるという驚愕の行為に対し、さすがの中国ネットユーザーも我慢ならず、非難の声が上がったという。
続けて、写真の様子から判断し、子どもに小便をさせた親は「農村部から北京に出てきた中国人ではないか」と推測。車内で子どもに小便をさせるという行為には賛同できないとする一方で、「農村部での常識に基づき、子どものトイレ問題を処理したのだろう」と指摘し、親は現代社会の常識を知らなかったために、このような事態になったと論じた。
さらに記事は、民度の高い日本人だったらどうするかを予想。公共の乗り物に子どもを連れて乗る場合、おむつやティッシュなどの準備を万全にして外出し、万が一忘れても日本では周りの人がティッシュを差し出し、お漏らしをしてしまっても、すぐに拭けるようサポートしてくれるはずと予想しつつ、「日本では車内で小便をさせること自体、ありえないことだ」と指摘した。
最後に、日本では子どもが小さいうちから「社会性を学ばせる教育」を行っており、それが民度の向上につながったと指摘。「天性の民度というものは存在しない」と主張したうえで、今の中国に必要なのは「民度向上のための訓練」であると結んだ。
日本でも中国人観光客の急増に伴ってさまざまなマナー違反が話題になったが、彼らに悪気がないように見えたのも事実だ。中国人のマナー違反が世界的に注目を集めるなか、中国では「マナー違反は恥さらし」だとする声も高まっており、少なくともマナーを向上させようという意識が高まっているのは事実であろう。マナー向上の意識が高まっていることは歓迎すべきことだが、実際にマナーが向上するにはまだまだ時間がかかるのかもしれない。
【関連記事】
日本で発見されたレアアース量が莫大すぎる! 政治の道具化は「愚かだった」との指摘も=中国
日本人は緊急車両に進路を譲るらしいぞ!「さすがだ、中国とは違いすぎる」=中国報道
小さな島国である日本が「強大な国」になった理由は「その小ささ」にあった=中国
中国企業が請け負った工事は「質が低すぎる」、カンボジアが批判
中国人が罵る日本は「まるで中国みたい」、中国は「日本のようになるべき」=中国報道