日本、中国、韓国・・・東アジアの3カ国は、同じ中華文化圏にありながらも、それぞれ独自の発展をしてきた。生活習慣や食習慣など様々な部分で違いがあるが、得意とするスポーツにも差があるという。


 中国メディア・今日頭条は20日、「日本人の刀、中国人の手、韓国人の足」と題し、東アジア3カ国のスポーツ文化の違いについて論じた記事を掲載した。記事は「スポーツにおいて、日中韓3カ国はそれぞれ異なる文化を持つ。日本は野球やゴルフが、韓国はサッカーが、中国は卓球がそれぞれ代表的なスポーツになっている。そこには各国の文化的な伝統が、少なからず影響しているのである」とした。

 そのうえで、各国の特徴について説明。日本については「野球の打撃練習をするとき、彼らの意識の中にはバットではなく武士の刀がある。これは正に日本の『刀で切り裂く』文化の表れではないだろうか。手中のバットは刀の如く、ボールを呼び込んで遠くへと打ち放つ。その動きはまるで、武士が人を斬る動作のようである」と論じている。

 一方、韓国についてはサッカーやテコンドーのように足を使ったスポーツを好むと説明。「子どものケンカでも足がよく使われる」とした。これに対して日本人は棒などの道具を使うことに長けており、サッカーでは韓国を追い越すことが難しいのだという。


 そして、卓球がお家芸になっている中国については「手の強さ」を指摘。「手の芸を身に着けることで幾多の困難においても立ち上がり、状況を脱してきた」という、中国人独特の「手の哲学」があると記事は説明している。それゆえ中国武術も手や拳を巧みに用いて相手に打撃を加えることで世界的に有名であるとのことだ。また、卓球のラケットは手のひらのような形状をしているため、手を使うことに長けた中国人は卓球が上手なのだと論じている。

 なかなか面白い着眼点だ。王貞治氏が本物の日本刀で素振りをしてバッティングの極意をつかんだ話は有名であり、記事の論理も一理あると言える。ただ、東アジア各国で盛んに行われているスポーツに違いが生じる背景はもっと複雑だろう。野球が中国で盛んに行われない理由は、刀や手といった論理とは全く別のところにあるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)mtaira/123RF)


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