記事は日本が遅れている点を10個紹介している。1つ目は「人口1人あたりの高速道路距離」を挙げた。記事によれば、中国の人口1人あたりの高速道路距離は日本の1.33倍だという。そして、中国は世界最大の高速道路ネットワークを持つ国でもあるとした。
2つ目は「イノベーション精神」だ。日本ではさまざまな事物が大手企業によって独占状態となっているほか、一たび創業に失敗すると終生個人の信用に影響を与えかねず、銀行が融資をしてくれないなどの不利益を被るリスクがあるため、創業やイノベーションに対して積極的なムードが生まれないというのがその論拠のようだ。
3つ目は「仕事の効率の低さ」とした。冗長で雑多な組織的プロセスに加え、保守的な考え方に基づいた非効率的な残業により、仕事の効率が低いとしている。4つ目は「クラウドコンピューティング、ビッグデータ」と挙げた。これらの業界は主に米中の覇権争いの様相を呈しており、日本ではこの分野の大企業が育っていないと説明した。
5つ目は「モバイル機器の製造」を、6つ目は「キャッシュレスサービス体系」を、7つ目は「スマホの国産アプリ」を、8つ目は「ウェブサイトのデザイン」を挙げ、それぞれ中国あるいは世界から遅れを取っていると伝えた。
選ばれた10個の中に、中国ご自慢の高速鉄道が入っていないのは何となく不思議な感じがする。そこには日本の新幹線に対するリスペクトがあるのかもしれない。ともあれ、今の日本と中国にはそれぞれ進んでいる部分と、遅れている部分が存在するはず。政治的な対立は抱えつつも、互いに認め合い、高め合っていくべきではないだろうか。(編集担当:今関 忠馬) (イメージ写真提供:123RF)
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