日本語は複雑で難しい。活用などの文法的な話もさることながら、漢字とひらがな・カタカナという3種類の文字がミックスされていること、イレギュラーな漢字の読みが大量に存在することなど、日本語を難しくしている要素は枚挙に暇がない。
一人称や二人称の多さも、その要素の1つと言えるだろう。

 中国メディア・今日頭条は19日「日本語の『私』は一体どれだけの種類存在するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、昨年公開され中国でも大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」で男性と女性の主人公が「おれ」、「あたし」とそれぞれ異なる一人称を使用していたことを紹介。「日本語の一人称は確かにとても多く、しかも性別や地域で異なる。きっと多くの人が私、俺、僕といったくらいしか知らないだろう」としたうえで、日本語で使われる代表的な一人称の例を示している。

 紹介されたのは「ぼく」、「おれ」、「われ」、「わたし・あたし」、「あたい」、「わたず」、「わし」、「じぶん」だ。「わたず」は「『わたし』の東北訛り」とのことである。また、文学やアニメ作品などでは「吾輩(わがはい)」という一人称もしばしば使われるとした。

 記事は「示したのは一部分にすぎない。日本語はきっと世界のあらゆる言語の中で最も一人称の多い言語だろう。これは日本の礼儀文化、敬語文化の表れとも言える。そして、日本語を学ぶ外国人を多く苦しめるのだ」と結んでいる。


 「わたくし」、「わい」、「おら」、「うち」などのほか、オフィシャルなものや古いものなどを加えると、ほんとうに数え切れないほどの一人称がでてくる。そして、一人称のみならず二人称もたくさん存在する。もっとも、普段の生活では「わたし」、「ぼく」、「おれ」程度を知っていれば全く問題ないのだが。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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