海外旅行では、旅行先独特の習慣に面食らうことがある。中国人が日本で戸惑う習慣の1つに、「室内では靴を脱ぐ」ことがあるという。
中国では基本的にどこでも土足であり、外出先で靴を脱ぐという場面に出会うことはまずないためだ。中国メディアの快資訊は13日、日本では飲食店でも靴を脱ぐ場合があると紹介する記事を掲載した。こうした場合、足が臭くて恥ずかしい思いをしないのかと素朴な疑問を投げかけている。

 記事は、一般的に旅行先で地元の習慣に倣うのは、その土地の文化を手っ取り早く体験できて良い機会になると紹介。しかし、日本の飲食店の座敷席のように、中国人には困った場面も出てくると指摘した。靴を脱いで食事することになったら足が臭い人はどうするのか、食事どころではなくなるのではないかと心配した。

 では、実際に臭かったらどうしたらいいのだろうか。記事は、「普通は店にスリッパや靴下が用意してあり、足が非常に臭い人がいた場合、女性店員が足を洗ってくれ、オイルも付けてくれる」としたが、そんな話はほとんど聞いたことがなく、普通はないサービスと言えるだろう。そもそも、足の臭いが気になるのであればテーブル席にすればよいのではないだろうか。

 もっとも、この手の問題には日本人も昔から悩まされてきた。靴を脱ぐ習慣のある日本だからこそ、消臭スプレーや消臭効果のある10円玉、また替えの靴下を用意するなど個々が工夫を凝らしてきたが、中国人とは根本的な考えが違うようだ。記事は終始「自分が臭かったら恥ずかしい」のを気にしているが、日本人の場合「他人に迷惑をかける」ことをまず気にかけるはずだ。
ここからも国民性の違いを感じさせられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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