日本の茶道は単に物的な享受に留まらず、茶会やその礼儀を学ぶことを通じて気質を高め、審美眼や道徳的な観念を培うことが目的にあると記事は指摘した。そして、日本の茶道は16世紀末に千利休が確立したものであり、単に茶を入れて飲むだけではなく、主人と客人との対話から茶碗など器具の置き方まで厳格な規定があり、それぞれの動作についても決まった作法があるとした。
また、日本の茶道は「主に茶菓子、茶の入れ方、茶席に設える花、建築、道具」という5つの大きな要素がある一方、中国の茶文化における主な構成要素は「茶芸、茶人、テーマ、プロセス、環境」であるとした。そして、日本の茶道と中国の茶文化はいずれも「和」を柱とし、「天と人の合一」を至高の境地に据えている点で共通する一方、それぞれの精神的な理念が「茶」を巡る活動のなかに融け込んでおり、それが両者を「和して同せず」の関係たらしめていると論じた。
それぞれの気候風土、歴史、習慣に基づいて少しずつ蓄積されてきた日本の茶道と中国の茶文化には優劣は存在せず、「違い」があるだけだ。
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