中国メディア・東方網は24日、「日本人は、日本語ができなさそうな外国人を見かけると、日本語で陰口をたたくのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「周知のとおり、多くの国において日本人はモラルが高く礼儀正しいというイメージを持たれている。
しかし、日本にやって来た外国人に対して、日本人は本当に誠意をもって接しているのだろうか」としたうえで、外国人ネットユーザーの経験談を紹介している。

 最初に紹介したのは、名古屋に4カ月ほど滞在していたという外国人ネットユーザーの話。「2メートル近い身長で、日本人の中にいると目立つことから、道ですれ違う日本人からしばしば『あの外人、デカくない?』などという会話が聞こえてくる。それは、まるで自分を生命のない物体扱いするような物言いであり、何のリスペクトも感じられない。最初は驚いたが、回を重ねるうちにこの状況を楽しんでやろうと考えるようになった。日本語で『えっ、外人ってどこですか?』と聞き返すと、彼らは私が日本語を話せるのを知って驚き、何も言えなくなってしまうのだ。私の心には、日本人がモラルが高いというイメージはもはや存在しない」とこのユーザーは説明した。
 
 続いて挙げたのは、東京からサンフランシスコに向かう飛行機に乗った30代の女性外国人が経験した「気まずい状況」の話だ。女性の座席は3列シートの真ん中で、両側には日本人の男性客が座っていたという。間もなく出発という段になって、一方の日本人がもう一方の日本人に対して「真ん中の人、もっと若い女性が良かったな」と語りだしたとのことだ。

 すると相手は「うん、若くないね。でもオッパイは大きいよ」と答え、話しかけた男性は女性の胸の方をちらちら見ながら「うん、ちょっとがっかりだよ」と再び口を開いた。
そこで女性は「おふたりを失望させてごめんなさい。お手洗いに行ってもいいかしら」と日本語で2人に話しかけたところ、2人は顔を赤らめて女性を通し、それ以後13時間にわたって低くうなだれて一言も発しなかったという。女性は最後に「これが日本人だ」としている。

 日本にはもちろん、相手が日本人であろうと外国人であろうと、日本語が上手だろうと下手であろうと分け隔てなく接することができる人はたくさんいる。記事が紹介した例はいささか極端な事例と言えるかもしれない。しかし一方で、完全に「そんなことあり得ない」と笑い飛ばせるだろうか。日本にいて外国人と接する可能性が高まり続けるなか、くれぐれもこのような「陰口」で相手を傷つけないよう留意しなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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