日本がレアアース類の採掘にこだわるのは、何といっても安定的な供給のためだ。2010年に中国が極端な輸出制限を行ってから、日本は中国依存からの脱却を進めてきた。輸入先の多角化やレアメタル以外の資源に切り替えるとともに、埋蔵地の調査も進めている。
記事は、日本のこの姿勢に関して、需要があるのは世界共通であるが、「一部の国は独占したいと思っている」と暗に批判。
もっとも、世界最大のレアアース供給国である中国が好意的に見ているはずはないだろう。記事は、「自国の海域では飽き足らず、太平洋まで探しに行って見つけ、産業化しようとしている」と日本を批判。そもそも、日本による産業化は難しいと指摘した。
まず、海から抽出するにはコストが高すぎ、テストも必要だからだという。
しかし、発見された南島島海底のレアアースは日本の排他的経済水域内であり、公海ではない。記事は巧みに両者を混同し、あたかも日本に採掘権がないかのように伝えており、日本というより中国側の焦りが感じられるのではないだろうか。日本はただ粛々と実用化に向けた開発を続けるのが良いだろう。
【関連記事】
日本のノーベル賞受賞者の「賞金の使い道」に驚愕・・・とても信じられない=中国メディア
春節休暇も日本旅行が大人気! なぜ日本の人気はこれほど高いのか=中国メディア
日本の都市部を見ても驚かない中国人が「田舎」に大きな衝撃を受ける理由=中国
日本では子どもだけで遠出できるだと?「嘘くさいと思ったら、嘘じゃなかった」=中国
日本を訪れる中国人旅行客が増え続け、リピーターになってしまう理由=中国メディア