夏が近づくにつれて、夏に旬を迎える野菜が市場に出回り始めている。その一つが、そうめんやひやむぎの薬味や漬物として食されるミョウガだ。
中国メディア・東方網は22日、ミョウガについて「日本人は宝物のように珍重するのに、中国人は害のある草とみなしてきた」とする記事を掲載した。

 記事は、ミョウガが強い生命力を持っており、「放っておけばその辺から自然と生えてくる」と紹介。地面の栄養分を吸収して急速に生長するミョウガは田畑で繁殖すると作物の生長に影響を及ぼし生産高が減るため、中国では農家から疎まれる雑草扱いされていると伝えた。

 また、中国ではミョウガが実は食べられることを知っている人が少ない一方、日本では価値の高い作物として栽培され、食用されていると説明。炒め物やあえ物に入れたり、細かく切って薬味にしたりといった食べられ方がされてきたが、健康志向の高まりとともに体にいい食べ物として注目されるようになり、その用途も増えつつあると紹介した。

 記事は、ミョウガが日本で広く食べられていることを知った中国の農家が近年商品作物としてミョウガを栽培し、日本に輸出して相応の経済効果を得ているとも伝えている。


 その苦さと香りゆえに敬遠する人も少なくないミョウガだが、好きな人にとっては熱さを和らげるような苦味と爽やかさが夏の到来を感じさせてくれる食材だ。ミョウガを食べると物忘れが激しくなるというのは根拠のない言い伝えであり、香りの成分が逆に集中力を高めてくれるとのこと。暑さにぼーっとしがちの夏にはやはりもってこいだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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