中国メディアの捜狐は17日、日本へ留学した中国人学生たちが日本での生活からどのような影響を受けるのかを紹介する記事を掲載し、「日本と中国の生活様式が大きく異なっていることが分かる」と伝えた。
記事はまず、日本での生活が長くなればなるほど日本の生活や習慣に慣れてしまい、中国帰国後も日本での習慣が抜けずに苦労するものもあると紹介。では、日本で生活する中国人学生たちは、どのような変化を遂げるのだろうか。
記事はまず、「青信号で道路を横断する際に左右を確認しなくなる」と伝えた。日本の道路でも道路を横断する際には信号が青であっても左右を確認した方が良いのは言うまでもないが、日本は歩行者優先が徹底されているため、歩行者は安心して道路を横断できると紹介。中国でも法律上では歩行者優先であるが、歩行者を優先させるドライバーは少ないのが現状で、歩行者は信号が青でも身の安全にしっかり気を配らなくてはならないのが現状だ。
次に、「販売されている食品は安全で鮮度が保たれていると思い込んでしまう」と紹介した。もちろん日本では鮮度や品質保持期限の管理がしっかりされているため安心だが、この感覚を中国に持ち込むと痛い目に合う。商品が消費者の見えないところでどのような扱いをされてきたのか信用できないためだ。また、日本に長く留学していると「警察官は怖い存在ではないと認識してしまう」と紹介。中国の警察組織は日本より複雑で、武装警察のように物々しい装備を持った警察も存在するが、治安維持に関わる人員であるためか、親しみやすさはない。
他にも、「自然と会釈をするようになる」ことや「列に並ぶ習慣が付く」、「車のクラクションをめったに使用しない」ことなどを「日本で生活すると身に付いてしまう習慣だ」と伝え、こうした点から「日本と中国の生活様式が大きく異なっていることが分かる」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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