中国メディア・騰訊体育は7日、中国で行われている男子バスケットボール・ワールドカップに出場している日本代表キャプテン渡辺雄太選手にインタビューを行ったと報じた。

 記事は、米国戦での大敗から一夜明けた6日に日本代表は次の試合会場である広東省東莞市に向かったと紹介。
そして同日夜、練習を終えた日本代表のキャプテン渡辺雄太選手に惨敗を喫した米国戦についての感想や、今後の見通しについて話を聞いたと伝えた。

 まず、上海から東莞への移動に疲れ、ホテルに戻ってしっかりと疲労を回復させたいと語ったうえで、「アジアのライバルである中国や韓国の試合は見たか」との質問に対して「正直、試合を見るほどの余裕と精力がなかった」と答えたことを紹介した。

 また、今大会の1次リーグの結果から、アジアのバスケ界と世界のバスケとの間に見えた差について聞かれると「アジアは1チームもベスト16に残れなかった。フィジカルも、対抗能力も、シュートの命中率も、正直言って差が非常に大きいと感じた」と率直な感想を述べたとしている。そして、日本代表としても世界との大きな差を感じたとする一方で「われわれも成長できると思う。この成長がきっと将来の助けになる。
明るい未来が待っている。必死にトレーニングに励み、世界と戦える力を身に着け、1年後の東京五輪で結果を出したい」と抱負を語ったと伝えた。

 さらに、中国における男子バスケW杯の盛り上がりについて「すごい人気だ。日米戦にたくさんの中国のバスケファンが見に来てくれた。中国ではバスケは非常に特別なスポーツなのだと感じた」とし、日本でも人気が出始めているものの、バスケ人気は中国がさらに先を行っており、日本のバスケ人気をさらに高めていくことを望んだと伝えている。

 バスケットボールは卓球やサッカーと並ぶ、もしくはそれ以上に中国で人気のあるスポーツであり、運動場ではバスケに興じる若者の姿を日本以上に多く見かける。
卓球同様、日本でバスケの国内人気と実力を高めるには、隣国の中国がお手本になることもありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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