中国メディア・今日頭条は7日、国慶節の大型連休中に中国各地で長蛇の列ができたことを紹介するとともに、日本人が行列に厭わず並ぶ理由について解説する記事を掲載した。

 記事は、1日から7日まで続いた国慶節の大型連休では、中国国内の各観光地で黒山の人だかりとなり、何をするにも列に並ぶ必要があったと紹介。
「列に並ぶというのは言うのは簡単だが、体力と忍耐力が試される場でもあり、行列を理由としたトラブルも日常的に起こる」とした。

 一方で、隣国の日本では「まるで人びとが好んで行列を作っているように見える」とし、日常の様々なシーンで秩序正しく列に並ぶ姿を見かけると伝えたうえで、日本人の行列好きの背景についていくつかのポイントから説明している。

 まず、日本人は小さいころから学校においても家庭においてもマナー教育の一環として行列にちゃんと並ぶことが始動されており、列に並ぶ習慣ができているとした。

 次に、一部の日本人の間では列に並ぶことを楽しむ風潮もあると紹介。長い待ち時間の中で周囲の人と交流して親交を深めたり、仲間意識や団結心を芽生えさせたりするのだとした。また、日本人には「何事も時間と精力を費やしてやり遂げることは、自慢に値する」という考えがあり、これも長い行列に辛抱強く並ぶモチベーションの1つになっていることを説明した。

 さらに、新規オープンの店や、限定商品の販売などで行列ができているのを見るとついつい並びたくなってしまうという群集心理についても言及し、店もこの心理を上手に利用して商売をしているのだとしている。

 そして、最後には、行列好きとして知られている日本人の中にも、行列に並びたがらない人が少なからずいることを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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