記事は、いつしか中国での生活においてQRコードが当たり前のような存在になっており、キャッシュレスでの決済を実現して市民の利便性が向上したばかりでなく、財産の安全も保障されるようになったと紹介した。
そして、「中国インターネット発展状況統計報告」では、世界で発行されたQRコードの90%が中国で使用されており、中国では2016年の時点ですでに1日あたり15億パターンのQRコードが使用されていることが明らかになっているとした。
一方で、中国のモバイル決済時代の門戸を開いたQRコードを作ったのは日本人であり、1994年にデンソーのエンジニアチームが開発したと説明している。
そのうえで、QRコードの構造について言及。最も小さいフォーマットでは21マス×21マスの441マスからなっており、色が固定された192マスを除く249マスそれぞれの白黒2パターンでコードが作られているとした。そして、このフォーマットで表示できるパターンは2の249乗通り、すなわち75ケタの整数にも及ぶ組み合わせが存在するのだと伝えた。
記事は、中国人が毎日15億パターンを消費したとしても、21×21マスのQRコードをすべて使いきるには「億」の7乗を超える年数が必要になり、宇宙の寿命とされる年月をはるかに超越すると紹介。さらに、QRコードは最大で177×177マスの規格まであることから、「想像の域を超えた、恐ろしいほどたくさんのパターン」が存在し、これらを使い切ることはまずありえないことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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