中国メディア・東方網は13日、日本で行われたスポーツ選手の好感度調査に基づき発表されたランキングで、フィギュアスケートの羽生結弦選手が1位を獲得する一方、打倒中国に燃える日本の卓球界からは1人もトップ10に入らなかったと報じた。

 記事は、日本のある機関が実施した「スポーツ選手印象評価調査」の結果に基づく好感度トップ10ランキングを紹介。
羽生結弦選手が昨年の平昌五輪での金メダル以降も根強い人気を誇っており、堂々の1位になったとし、「清潔感」、「夢と感動を与えた」という指標でそれぞれ1位だったほか、「知性」や「ライフスタイルと発言に共感できる」でも3位と高いランクを確保したと伝えている。

 そして、先月日本で行われたラグビーワールドカップでの日本のベスト8入りがランキングに大きな影響を与えており、日本代表主将のリーチ・マイケル選手が2位に入ったほか、8位に福岡堅樹選手、9位に松島幸太郎選手、10位に田村優選手と4人の選手がランクインしたことを紹介した。

 このほか、3位には野球の大谷翔平選手、4位はテニスの大坂なおみ選手、5位もテニスの錦織圭選手、6位は42ぶりに日本人選手としてメジャー大会を制覇したゴルフの渋野日向子選手、7位はサッカーの長谷部誠選手が選ばれたとしている。

 羽生選手の人気は圧倒的と言えるが、それ以外では今年の活躍が目立ったアスリートがランキングに入った印象がある。記事の作者は、日本の卓球界から選手が1人も入選しなかったことに些か驚きを覚えたようだが、その背景には今年目立った成績を残せていないこと、さらにはランクインしたスポーツに比べると全体的な人気や注目度がまだまだ不足していることがあるかもしれない。

 来年の好感度ランキングは、東京五輪のパフォーマンスが大きく影響することは間違いない。この晴れ舞台で卓球日本代表が強敵の中国勢を破って金メダルを獲得する活躍を見せれば、きっと上位に顔を並べることになるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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