記事は、中国での日常生活において今や欠かせないツールとなっている「支付宝」(アリペイ)と「微信支付」(ウィチャットペイ)が、その安全性や利便性の高さから海外の都市の交通機関でも受け入れられ始めているとし、大阪メトロが先日、3月8日より御堂筋線の7駅に2次元コード決済機能付きの券売機を設置することを発表したと伝えた。
そして、新大阪や梅田、心斎橋など主要駅に設置される2次元コード対応券売機では、支付宝と微信支付による決済で片道の切符を購入することができるようになると説明。回数券や1日乗車券の磁気カード、交通系ICカードのチャージは対応していないと紹介している。
そのうえで、日本のみならず世界各国の交通機関で「中国式決済」が導入されている例として、ロシアでは2018年のサッカーワールドカップに合わせて地下鉄の5駅で支付宝による切符購入が可能になったことを併せて伝えた。
多くの中国人観光客は周遊券や一日乗車券、交通系ICカードを利用することが想定されるため、単純な切符のみで2次元コード決済が可能になることでどれほど中国人観光客の利便性が向上するかは、実際にサービスを開始してみないと分からない。将来的に、さまざまな切符が購入できるようサービスを強化する必要がありそうだ。
また、2次元コードでそのまま改札を通り決済までできるようになるのが中国人観光客にとっては一番便利ということになるだろう。JR東日本が山手線の新駅・高輪ゲートウェイ駅でQRコード対応の自動改札機の実証試験を行うことを明らかにするなど、2次元コード改札に向けた動きは出ているが、実現するまでにはまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
強いはずでは? 中国女子卓球界のエースがいつも日本人に負ける理由=中国メディア
日本や欧米の料理人と比べると、非常に哀れな中国の料理人たち=中国メディア
中国で深刻化している路上駐車、日本の取り組みを参考にしよう=中国メディア
刺身を作る日本の板前の技術に驚嘆「これは機械よりすごい」=中国メディア
日本の農村には、中国の農村では当たり前のように落ちているものが見当たらない! それは・・・=中国メディア