記事は、3月に入って中国国内のウイルス感染抑制が大きな成果を収める一方、海外では感染が拡大し始めているとした。
まず、東京を代表する繁華街の渋谷にいた大学生が「若者はかからないから大丈夫」と答え、別の若い女性も至ってまじめな表情で「手洗いうがいをちゃんとやっていれば問題ない」と語ったことを紹介した。
また、街に遊びに来ていた高校生からも「自分は健康だから感染しない」「学校が休みになって、急に遊びに出たのでマスクをしていない。卒業式ではちゃんとマスクをしたから大丈夫」など、根拠のない「大丈夫」、「心配ない」という声が多く聞かれたことを伝えた。
記事はそのうえで「新型ウイルスに対して恐れを知らないのは、彼らがわれわれのように厳しい経験をしていないからかもしれない。だから、われわれのように慎重な態度を見せないのだが、実際はこの慎重さがウイルス抑制に顕著な成果をもたらしたのだ」と評している。
春の彼岸の3連休を迎えた週末、依然として大規模なイベントやスポーツの試合などの中止や延期が続いているが、感染者があまり出ていない地域では商業施設などに多くの人が出かけており、ウイルス対策への緊張感が緩み始めている印象も覚える。急激に増えてはいないが、確実に感染者数が増え続けているなか、危機感を持ち続けるのは難しいのかもしれない。
記事の作者曰く今回のウイルス騒動で「厳しい経験」をした中国の人たちが現在の日本国内の様子を見たら、腰を抜かすだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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