中国メディア・東方網は7日、「日本の小学生たちはどうしてみんな帽子をかぶって通学するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、中国でも大人気の日本アニメ「ちびまる子ちゃん」において、主人公・まる子をはじめとする児童たちが登校時にみんな黄色い帽子をかぶっていると紹介。
「この帽子は、地震が起きた時に何か役に立つものなのだろうか」とした。

 その上で、日本では中国と違い小学生の登下校時に親が付き添わず、自力で学校に行くことが奨励されると説明。子どもの独立性、自立心を育むための取り組みである一方、保護者が付き添わないことによる事故発生のリスクも否定できないため、安全上の配慮から学校が児童に指定の帽子をかぶらせた上で登校させるのだと伝えている。

 登下校中に帽子をかぶるかどうかは地域によって、さらには学年によってまちまちであり、記事が紹介したような黄色い帽子をかぶるところもあれば、低学年の児童に「赤白帽子」をかぶって登校するよう指導するところもあるようだ。

 記事は、子どもたちが特定の帽子をかぶって登校することで、往来する車両への注意喚起となり、路上の安全性が確保できると紹介した。また、帽子以外にも、登校時に高学年から低学年までの児童が一緒になって登校し、高学年の子が低学年の子の面倒を見ることで事故が起こる確率を低減させる工夫も見られることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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