中国代表はサッカー日本代表から学ぶべきという声は中国国内に根強く存在するが、中国メディアの百度は6日、サッカー中国代表が最も学ぶに値するのは、やはり「日本」であり、特にサッカーとの向き合い方であると主張する記事を掲載した。

 中国では多くのメディアが、「サッカー人口を増やし、青少年サッカー選手を育成し、プロ選手の食事を管理し、優れた戦術を構築すること」などはすべて日本から学ぶことができると報じているが、記事は「中国サッカー界が日本から学ぶべき最も重要なものは、サッカー文化を高度に重視する精神」であると主張した。


 たとえば、日本代表は2014年のブラジルワールドカップで南米の強豪コロンビア代表に1-4で敗れたが、18年のロシアワールドカップでは2-1でコロンビアに勝利したと紹介。また同グループステージにおいて、運動能力の面で圧倒的に有利なセネガル代表に対しても日本代表は2-2で引き分けたと説明したほか、決勝トーナメントではベルギーに2-3で敗退したものの、この「無冠の帝王」とも称される相手を一歩のところまで追い詰めたことは「記憶に新しい」と強調した。
 
 日本代表の14年の大会でコロンビアに負けながらも次の大会で雪辱を果たすといった戦い方は、「アジア人もヨーロッパや南米、アフリカ勢と互角に渡り合える」という自信をアジア全体にもたらしたと称賛しつつ、日本が世界の強豪と互角に渡り合うことができたのは「日本人に不撓不屈の精神があり、強敵を前に怯まない勇気があるからだ」と強調。

 また、日本代表が毎試合、ロッカールームを清掃したことが大きな話題となったが、こうした行為や、試合後にサポーターに頭をさげる行為は「日本人がサッカー文化を高度に重視していることを示している」と強調、こうした精神性を持つ日本がサッカーで強豪になるのはなんら不思議ではなく、中国が日本に学ぶべきはこうした精神性であり、サッカーとの向き合い方であると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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