まず記事は、日本人の「発酵食品好き」に注目している。日本人にとって発酵食品はごくありふれた食材であり、発酵食品が食卓に上らない日はないというぐらいポピュラーなものだ。味噌汁や漬物、納豆などといった古くから伝わるものや、ヨーグルトやキムチ、チーズといった海外から伝わってきたものまで多種多様な発酵食品が大量に消費されている。しかも、コロナウイルス流行以降、キムチや納豆といった発酵食品の消費量がさらに伸びている。健康への関心が高まれば高まるほど、発酵食品の消費量が伸びることからも、日本人にとっては「発酵食品=健康」という考え方が浸透していると分析している。
さらに、発酵食品を使用した化粧品や清涼飲料水、健康食品なども次々と開発されている。また、日本には世界で初めて発酵食品の専門家でもある「発酵マイスター」を育成する「発酵マイスター養成講座」、さらには「発酵マイスター検定」まである。しかも、「発酵文化推進機構」というNPO法人は、日本の様々な地域の発酵食品文化を通して「町おこし」まで行っている。
こうした発酵食品が全国的に浸透している食文化や、人々の健康への関心、また発酵食品に関する専門家の育成などとった様々な角度から見ても、日本はまさに「発酵食品の国」であると結論付け、「発酵文化こそ、日本の長寿と美の秘訣」とまとめている。たしかに、中国では発酵食品を使った食材はそれほど多くないため、ここまで発酵文化が浸透している日本の食文化に新鮮さを感じるようだ。
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