中国メディア・騰訊網は9日、「日本を甘く見てはいけない、失われた20年で実は黙々と変革を進めていたのだ」とする記事を掲載した。

 記事は、今世紀に入ってからの20年において、日本経済は低迷を続けているという認識が中国国内で広がっており、中には「日本の経済など取るに足らない、そもそも日本など眼中にない」と考える人さえいると紹介した。


 その上で「事実は決してそんなことはない」とし、長い低迷期間の中で日本は国の産業全体のモデルチェンジを完成させ、かつて世界の頂点を極めた家電分野をはじめと、すでに斜陽化しつつある家産業分野の多くを「店じまい」し、未来の希望となる人材を育てることに力を入れてきたのだと伝えている。

 記事はまた、中国の企業は他企業が何かちょっとした発明をすると、みんなで横取りしに行こうとすると指摘する一方で、日本の企業にはそのような現象は見られず、自分たちの手掛けているものをとことん突き詰める姿勢こそが大切にされていると論じた。

 そして「日本人は物事に真剣に取り組み、盲目的に経営範囲を拡大したりしないからこそ、100年もの長い間続くような老舗企業がたくさんあるのだ」との考えを示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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