「西の都」を意味する西安はかつて「長安」とも呼ばれ、中国で極めて長い期間にわたって首都が置かれていた都市だ。日本の遣隋使、遣唐使も西安を訪れ、中国の文化や歴史などを学んできたため、京都の「平安京」は長安を模倣して作られたと言われている。
記事は、京都は碁盤の目に整備され、建築方法にも「長安の名残り」が見られると紹介。城壁は残っているが、建造物が一新されてしまった西安では見ることのできない「唐の時代の中国」が見られるとし、それが魅力となって中国人旅行者を引き付けてきたと伝えた。
そして、中国人にコロナ収束後に行くことのできるおすすめの観光地を紹介している。「世界遺産巡り」を勧め、まずは「金閣寺」に行くべきだとしている。「日本中で最も人気のある場所」、また「外国人が満足する京都の寺トップ3に入る」ためで、観光客が少なく、美しさがより際立つ夕方の時間に行くよう勧めている。
他にも、朝の静かな嵐山の竹林、天竜寺の庭園、嵐電嵐山駅に並ぶ京友禅を使用したポール600本も圧巻だと紹介。舞妓に出会えるかもしれない祇園を散歩し、夕食時には高級レストランから庶民的な店、安くておいしいラーメン店など、何でも揃っている錦市場に行くのも良いとしている。コロナ禍が過ぎれば、また日本で見られる「西安」の名残を求めて中国人観光客が戻ってくることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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