鉄道旅行の醍醐味と言えば、車窓の風景のほかに「駅弁」があると言えるだろう。この点、中国では日本の駅弁が高く評価されている。
中国メディアの快資訊は2日、「日本の駅弁の魅力」を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、訪日中国人のなかには、日本に行ったら一番の楽しみは「駅弁だ」という人もいるほど、日本の駅弁は人気だと紹介。中国でも長距離列車や高速鉄道で弁当の車内販売があるが、あまり人気はないようだ。質の高い日本の駅弁は、中国にはない旅行の楽しみと言えるだろう。

 日本の駅弁はどのような点がそんなに魅力的なのだろう。記事はまず「顔面偏差値が高い」として、「見た目からして美味しそう」だと紹介した。
日本の駅ではどこも大抵駅弁を販売しているが、売り場に並ぶ駅弁は種類が多く、どれもきれいに包装されて目移りしてしまうと称賛。駅ごとに販売している駅弁が違い、包装紙にはそれぞれ地元の良さが一目見て分かるような絵柄があるとも感心している。

 包装だけでなく、日本の駅弁は中身も「顔面偏差値」が高いと称賛。おかずの種類が多く、彩りとおかずの組み合わせをよく考えていると指摘。例えば、淡路屋の「旅の幕の内弁当」は、9つのマスに3種類のご飯と6種類のおかずが入っている。おかずの多さでいうと、「ひとくちだらけ」という津軽の名物弁当は24マスもあって圧巻だ。
お品書きを写真で紹介しているが、地元の食材をふんだんにつかったおかずを全種類説明していて親切である。

 他にも九州なら、「長崎街道弁当」、博多名物の「かしわめし」、鹿児島黒豚を使ったボリューム満点の「黒豚とんかつ御膳」もおすすめだという。選ぶ楽しみ、見る楽しみ、食べる楽しみと、日本の駅弁には中国の駅弁にないわくわく感があると言えるだろう。今はコロナ禍でなかなか旅行に行けないが、自宅で駅弁を楽しみ旅行気分を味わうのも良いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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