中国のポータルサイト・百度に27日、役に立たない奇抜な品物を次々発明する日本人の女性クリエイターを紹介する記事が掲載された。

 記事は、「無駄づくり」をテーマに様々な発明品を生み出し、Youtubeなどで発表しているクリエイターの藤原麻里菜さんを紹介。
1993年生まれの藤原さんは何かを作ることが好きで、「日本人特有の頭の柔軟さによる奇想天外な発想」によって、「意味がないけれど実に愛らしい」ものを発明しているのだと伝えた。

 そして、藤原さんが最初に注目を集めた発明として「巨乳になる器具」を取り上げ、風船2個を左右の胸に入れ、これにつないだ足踏み式ポンプを踏みながら歩くことで胸の風船がどんどん膨らみ「巨乳」になるものだと説明。実際に街頭で行った実験動画では、道行く人が怪訝そうな視線を浴びせていたと紹介した。

 また、紙幣で顔を叩かれる快感を味わうための装置を紹介し、「見たところ非常にくだらない。われわれが小さいころに他人の影を踏んで遊んだことよりもくだらない」と評している。

 その上で、藤原さんの発明はすべて一人で完成されており、「単身」が永遠のテーマになっていると説明。その例として、恋人どうしで1本の「ポッキー」を端から食べ合う「ポッキーゲーム」や、恋人に後ろから突然「だーれだ?」と手で目隠しされる遊び、両手を広げた恋人の後ろから抱き着く映画タイタニック」の名シーンを再現する遊びなどをすべて一人で楽しむ装置を生み出しているとした。

 記事は、藤原さんの動画チャンネルにて10万人を超えるフォロワーがそのくだらなさ、ムダさを楽しんでいるとし、オフラインでの展示会も行われていると紹介。藤原さん自身が「小さいころから話すのが苦手で自分に自信がなく、ふさぎ込んでいて、友だちもいなかった」と語っているとし、「自分のつまらなさ、孤独を正視したうえで、自分の方法で自分自身を充実させる。それはまさに『孤独の発明家』なのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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