ローソンとH2Oの包括業務提携締結により、「アズナス」から「ローソン」へのブランド転換が決まった。CVS業界は、上位3社への集約が進む一方、飽和感が年々増している。
一定の利用客を有し、小スペースで高い売上げが見込める駅ナカは、実に魅力的な市場だ。今はコロナ禍による利用客数の減少で苦戦しているものの、店数、売上げともにある程度計算ができる。ただ、そのパイもだんだん限られてきた。駅ナカ争奪戦も最終章が近づいている。

こうした流れを受けて気になるのが、独自看板を維持している企業の動向だ。京阪・南海の「アンスリー」の行方もそうだが、やはり店舗数や抱えるマーケットの大きさから、JR東日本グループの「ニューデイズ」とJR東海グループの「ベルマート」の2社に注目が集まる。

いずれも駅ナカ事業を収益の柱の一つと位置付け、育成を図ってきただけに独自路線へのこだわりは強い。JR東日本グループは今春、駅ナカ事業に携わるグループ4社を統合し、新体制をスタートさせたばかりだ。

JR東海は、大動脈である東海道新幹線を持つ強みもあって、駅ナカ事業も比較的マイペースだったが、ここ10年ほどはCVSの商品力強化やサービス商材の導入などに力を入れてきた。「ベルマート」では一時期、ローソンPBを試験的に取り扱っていたこともあるが、その時は提携などの話にまでは発展していない。現在も独自展開を貫くとのスタンスだ。

電鉄系を巡っては、契約満了時期を狙っての看板のかけ替えも盛んだが、陣営が絞られ、チェーンの強弱がはっきりしてくれば下位チェーンがひっくり返すのは難しい。
駅ナカの色分けもそろそろ見えてきた。
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