築野食品工業は9月1日、国産原料と製法にこだわったプレミアムこめ油「圧搾一番搾り 国産こめ油」を新発売する。江戸時代から続く圧搾製法では、業界で初めて量産化に成功した。
同商品は、原料の米ぬかから摂取できるわずか10%の貴重な油で、全国の量販店などに提案していく。

米ぬかには元々20%の油分しか含まれておらず、溶剤を使わずに圧力だけで搾れるのはその半分の10%。元々の油分が少ないため、流通している量産品では従来、食品添加物として認められている有機溶剤を使った製法が一般的だが、同社は既存技術の蒸気精製法(スチームリファイニング製法)を応用して完全無溶剤での精製を実現。

同商品は米ぬかに多く含まれるビタミンEやスーパービタミンEなどをはじめ、米のポリフェノールと呼ばれる抗酸化成分「γオリザノール」はこめ油の8倍、油の食物繊維と言われる「植物ステロール」はオリーブオイルの約13倍と、米ぬか由来の栄養成分が豊富に含まれている。また、素材の味を引き立てる風味の良さが特長で、炒めもの、揚げもの、ドレッシングなど、どのような料理にも好適。295g込950円、600g同1千296円。
編集部おすすめ