
値上げ幅は税抜価格で約10~20%程度。
世界的な食料需要の増加や環境の変化による原材料や容器・包材の価格高騰や物流コストの上昇などが背景。
中でもコーヒー生豆国際相場の高騰の影響が大きいと思われる。
高騰要因は、世界最大のコーヒー生産国ブラジルの大幅な減産予測と米国・欧州の経済活動再開に伴うコーヒー消費量の増加にある。
コーヒー生豆相場は昨年7月にブラジルのコーヒーベルトで霜害(降霜)が発生しコーヒーノキを直撃したことが大きく影響して年初も高止まりを続け、直近では1年前の2倍以上となる1ポンド230セント前後の高値で推移している。
そこへ様々なコストアップの流れが追い討ちをかけ、生産地でも肥料などが高騰し、高止まり収束に先行きが見通せない状況となっている。
今回、セブン‐イレブン・ジャパンが発表したことで、コンビニ各社や駅売店、外食チェーンでのコーヒー値上げの動きが予想される。
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