ハムや調理食品ギフトでの「涼」を訴求する商品は、「これまではあまり取り組めていなかった」(同社)とするが、今夏の強化については「暑い日が増えている」状況下、「得意先からも要望があり、(商品開発に)涼を意識」した。
涼を訴求する商品は、ハムギフトは「伝承献呈」ブランド等で3品、和食は「賛否両論」ギフトで2品、洋食は田崎真也セレクションで2品と、各カテゴリーの主力ブランドから投入する。
伝承献呈では、夏向け冷製メニューに使いやすいスライスハムやローストビーフなどにオリーブオイルドレッシングが付いて税別3000円、5000円の各セットを販売する。
賛否両論店主・笠原将弘氏監修ギフトは、単品新商品「蒸し鶏の柚子出汁餡150g」や、昨年発売で夏野菜を使用した「鶏肉と彩り野菜のさっぱり煮」などをセットした「夏おすすめ和の涼味セット」(3000円)を提案する。
「至福の洋食 田崎真也セレクション」からは、「初挑戦」(同社)とするペンネやニョッキの単品新商品「完熟トマトとオリーブのペンネ200g」「ニョッキ かぼちゃソース200g」に生ハムやピザなどを加えたセット(5000円)の他、冷製スープセット(3200円)を発売する。
一方、シーズンギフト市場全体は厳しいながらも、昨冬強化した高価格帯商品は「しっかり伸ばせた」とし、主力の「伝承」ブランドは、前年度好調のブロック&スライスセットのラインアップを拡充し、8000円などの価格帯で新セットを発売する他、百貨店向け商品では、「伝承の味」シリーズで税別7000円の新価格帯セットや、田崎真也セレクションと賛否両論ギフトのコラボセットを8000~1万円で提供するなど、高価格帯ギフトの強化を引き続き図っていく。