前期(2月期)売上高は前々期比5%増の42億円。
富山県で必要とされる企業へと発展させていくことが大きな目的。
創業103年目を迎えた2月26日に取材に応じた川合洋平社長は「われわれのような中小企業が生き残っていくには、売上規模に加えて、『日の出屋さんでなければダメ』と言われるぐらい地域の皆さまからもっと必要とされる会社になることが大切。地元・富山の食材をしっかり使わせていただき、地域をもっと巻き込んで真に必要とされる会社にならなければならない」と意欲をのぞかせる。
米菓では、昨年に発売開始した「あんとろべい」などの販売動向から、甘じょっぱい味わいに市場性を見いだす。
「あんとろべい」は、生のあんこをチョコレートでコーティングし、パリッとした食感のうす塩味のしろえびせんべいを組み合わせたもの。
同商品は好調に推移し、同商品の開発の際に新規導入したチョコがけ設備を活用して作られたしろえびせんべいをホワイトチョコレートでコーティングした「しろえび紀行 雪月」といったチョコがけ米菓の販売も上々という。
「モチモチ、ザクザクといった食感と甘じょっぱさ、おいしそうなシズルとの掛け算でまだまだ伸ばすことができる」との手応えを得る。
こうした好評を受け3月18日には、しろえびせんべい専門ブランド「SHIRO SASARAYA」から新商品「あんとろべい抹茶」を数量限定で新発売した。
「SHIRO SASARAYA」は、ポップアップショップや通販で展開されており、昨年9月にはアトレ吉祥寺(東京都武蔵野市)に初の常設店を開業し生活者との接点を強化している。「今年、来年にかけて関東で常設店を増やしていく」という。
直営店ブランドでは、お米のおやつ専門店「おこめぢゃや」(計8店舗)にも注力し、うるち米を使用した「だんご」、および新大正もち米による「おこわ」や「大福」の商品開発・販路開拓を強化していく。
和菓子は米菓と比べて季節感を演出しやすいことから、地元企業とコラボした季節商品や冷凍団子の販売に取り組む。
「冷凍団子については冷凍の物流網を整備している最中にあり、BtoBの販売も検討していく。『おこめぢゃや』の新規出店も予定している」と語る。
富山米の価格が高騰し確保も難しくなっている中、契約農家やJAとの関係強化に取り組むとともに、特にもち米の供給がタイトであることから、「しろえび紀行」などのうるち米を使用した商品に注力していく。もち米の使用比率は約5年前に55%だったのが、現在は逆転し55%をうるち米が占める。
「しろえび紀行」は主要駅や観光拠点に展開する店舗での販売が寄与して近年右肩上がりで、前期は過去最高の売上を更新した。
人材育成については社内制度や評価制度に磨きをかける。
「元氣な会社をつくりましょう!」という日の出屋バリューのもと、「まずやってみよう」など5つの行動指針をまとめた「バリューブック」を全社員が所有し、意識の共有を図っている。
評価制度はこれに基づき「数値目標(KPI)」による定量面と、「行動目標」をみる定性面の二つの軸で運用されている。
なお「100億宣言」参画企業は、経済産業省傘下の中小企業基盤整備機構から補助金や経営者ネットワークへの参加などの支援が受けられる。
ソース

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