今月31日に19歳を迎えるファティは、2012年にバルセロナの下部組織に加入。2019年に16歳と298日でトップチームデビューを果たした。今季からはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現パリ・サンジェルマン)が背負っていた背番号「10」を託され、20日に2027年6月30日までの新契約に合意した。
契約延長に際して会見を行ったファティは、「最初の日に代理人に言ったのは、残留することが第一希望だということだった。僕は常にここで成長し、成功したいと思っていた」と契約延長の喜びを口に。昨季はひざのケガに泣かされてシーズンの大半を棒に振った同選手は、「昨年はケガでコパ・デル・レイ(国王杯)の決勝に出場できなかった。
契約延長後に最初の試合となるのは、24日に控えるレアル・マドリードとの伝統の一戦“エル・クラシコ”。「クラシコでプレーするのはいつだってモチベーションになる。レアル・マドリードは僕らの最大のライバルだ。クラシコには“本命”の勝者が存在しないし、ホームでプレーできるのは僕らにとって有利な要素だ」と、必勝を宣言した。
また、ファティは背番号「10」にも言及し、「他の選手が着用してもおかしくなかったけど、幸運にも僕にめぐってきた。
「レオ(メッシの愛称)がやってきたことには誰も敵わないし、僕は僕の道を進むしかない。僕は数字にとらわれず、自分が何に貢献できるかだけを考えている」