27日行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選・中国戦に先発出場した長友は、1点リードの後半に途中交代。
中山とのポジション争いに関しては、「雄太のことは本当に良い選手だと言ってきましたけれど、本当に落ち着いていて、サイドバックをずっとやってきたんじゃないかと思って見ていられます。これまでも自分が出ていない時にいろんな選手が代表で出てきましたけど、あそこまで落ち着いて見られる選手は、なかなかいなかった。
2008年の初招集から10年以上も日本代表に貢献し続けていながら批判を受けることには、「過去のことは関係ないく、やっぱり今なので。今、全てをピッチで示さないといけない。だから過去の自分が貢献してきたというのは、普通に考えれば当たり前の話で。歴代の監督に呼ばれてきたことに感謝しなければなりません」とキッパリ。
また、「この10年以上の長友佑都の印象が、良い時の長友佑都が皆さんにもあると思う。そういったプレーができないと批判されるのは当然だし、むしろ日本サッカーのことを考えれば、それだけ日本のレベルが、皆さんの見る目のレベルが上がってきているということだと思う。だから、日本サッカーが発展してきたんだなとしみじみ感じます」とも主張。その一方で「叩くにしても、まだ中途半端。サッカーを盛り上げるためは、インターネットの世界だけでなく、テレビでも取り上げられないと、本当の意味でファンは増えていかない。僕も過去11年、インテルやガラタサライ、マルセイユといったビッグクラブでプレーしてきましたけど、普通の番組でも取り上げられるし、世界中から批判が来るような状況だった。
日本代表は次戦、2月1日にサウジアラビアとの対戦を迎える。グループBの首位に立つチームとの大一番を迎えるが、チームの戦術面に関しては「右は純也が一人で打開できちゃうので(笑)、あれは彼のすごい能力で、日本の今の強み。左は前に(南野)拓実が出ていて彼はサイドのプレーヤーではないので、より中に入って、大迫(勇也)の近くでプレーさせてあげたい。彼(南野)が中でプレーすれることで大迫が孤立せず、中で組み立ててサイドチェンジして仕掛けるという攻撃もできている。