ドルトムントは10日、ザルツブルクからドイツ代表FWカリム・アデイェミを獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの5年間となっている。


 アデイェミは2002年1月18日生まれの現在20歳。2018年夏にザルツブルクへと加入し、1年半はセカンドチームのリーフェリングでプレーした。徐々にザルツブルクの主力として頭角を現すと、今シーズンは得点力が爆発。オーストリア・ブンデスリーガ27試合に出場して19ゴールを記録し、得点ランキングトップを走っている。ドイツ代表としても2021年にデビューを飾り、既に得点もマークしている。

 アデイェミはドルトムントのクラブ公式HPでコメントを発表。
「小さい頃から、ドルトムントの素速いテンポのサッカーに魅了されていた。だから、ドルトムントが僕に興味を持っているという話を聞いて、すぐに加入したいと思ったよ。素晴らしいファンのサポートを受けられるエキサイティングなチームで、タイトルを争っていく力になりたい」と意気込みを語っている。

 既にドルトムントは来季の新戦力として、バイエルンのドイツ代表DFニクラス・ズーレ、フライブルクのドイツ代表DFニコ・シュロッターベックの獲得を発表している。アデイェミは来季に向けて3人目の新加入選手となった。

 また、同日付でドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが来季からマンチェスター・Cへと移籍することが発表されていた。
ドルトムントは“エース”の流出が決まったものの、若きストライカーの確保に成功。同じザルツブルクからの加入ということもあって、アデイェミは“怪物”ハーランドを超える活躍が期待されている。