ラ・リーガ3位と5位のチームによる注目の上位対決。
ホームのアトレティコ・マドリードはアントワーヌ・グリーズマンとアルバロ・モラタが前線を形成。そのほかコケやマルコス・ジョレンテらが先発出場を果たしている。対してベティスはギド・ロドリゲスやボルハ・イグレシアスらがスタメンに名を連ねた。
序盤は互いにチャンスを作り出す。アトレティコ・マドリードは7分、高い位置を取った右サイドバック(SB)のナウエル・モリーナがボックス内にグラウンダーのクロスを送り、中央で待ち構えていたグリーズマンがダイレクトでシュートを放つ。しかし、これは惜しくも枠の右へ外れた。対するベティスは10分、G・ロドリゲスのノールックパスに反応したイグレシアスがボックス内に抜け出したが、相手守備陣の粘り強い対応に阻まれシュートまで持ち込むことができなかった。
その後はホームのアトレティコ・マドリードがゲームをやや優位に進める。中盤のコケや前線のグリーズマンで起点を作りつつ、左サイドのヤニック・カラスコの突破や、右に開いたM・ジョレンテのクロスなどでチャンスをうかがう。
前半の終盤にかけてはややオープンな展開に。両チームともサイドを起点とした攻撃が目立つものの、共に相手の守備ブロックを崩し切るまでには至らず、決定的なチャンスを作り出すことができない。両チームともに大きなチャンスがないまま、前半はスコアレスで終了した。
後半はホームのアトレティコ・マドリードが積極的な入りを見せる。高い位置を取る右SBのモリーナを起点に、幾度となくボックス内にボールを供給していく。
対するベティスは63分に決定機。途中出場のホアキン・サンチェスがボックス内にスルーパスを送ると、これに反応したフアン・ミランダが滑り込みながらシュートを放ったが、ボールは枠の右へ外れた。71分にはM・ジョレンテのシュートのこぼれ球をコケが押し込みネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。
86分、ついに試合の均衡が破れる。
このコレアのゴールが決勝点となり、試合は1-0で終了。ラ・リーガ4連勝を飾ったアトレティコ・マドリードは5位に付けるベティスとの勝ち点差を「9」に広げ、トップ4フィニッシュに向けて大きく前進した。また、リーグ戦での無敗記録を「11」に伸ばしている。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-0 ベティス
【得点者】
1-0 86分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)