1勝1分1敗の鹿島が、直近8シーズンで4分12敗と勝てていない“天敵”川崎Fを『県立カシマサッカースタジアム』に迎えての一戦。
拮抗した試合展開のなか、川崎Fが一瞬の隙を突いて先制に成功する。36分、脇坂泰斗の浮き球に抜け出した家長昭博が、ペナルティエリア中央からシュート。これは相手GKに防がれたものの、マルシーニョがこぼれ球を押し込んだ。試合は川崎Fの1点リードで折り返す。
47分、鹿島が試合を振り出しに戻す。自陣深い位置から植田直通がロングフィードを送ると、ボールは一気に最前線のチャヴリッチに渡る。チャヴリッチは付いてきた相手DFをスピードで振り切ると、ペナルティエリア右で相手GKとの一対一を制してゴールネットを揺らした。
さらに50分、鹿島が逆転に成功する。左サイドの深い位置から名古新太郎が折り返すと、ボールはクロスバーに当たってゴール前にこぼれ、詰めていた鈴木優磨が押し込んだ。
追いかける川崎Fは、75分に退場者を出してしまう。
試合はこのまま終了し、鹿島は開幕節以来の白星で今季2勝目、川崎Fはリーグ戦3連敗となった。鹿島がリーグ戦で川崎Fに勝利したのは、2015年8月以来となった。次節は30日に行われ、鹿島はホームでジュビロ磐田と、川崎FはホームでFC東京と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 川崎フロンターレ
【得点者】
0-1 36分 マルシーニョ(川崎F)
1-1 47分 チャヴリッチ(鹿島)
2-1 50分 鈴木優磨(鹿島)
【ゴール動画】鹿島、チャヴリッチが圧巻の同点弾!