ペニャロールは4月5日にアウェイの地で行われた第1節のロサリオ・セントラル戦(0-1で敗戦)で、1階席に陣取っていたサポーターが2階席にいたロサリオ・セントラルのサポーターから鉄製の柵を複数投下される攻撃を受けた。
そのような背景から両チーム間の憎悪が高まるなか、ペニャロールが勝ち点「9」の2位、ロサリオ・セントラルは勝ち点「7」の3位という状況で、ペニャロールのホームスタジアム“カンペオン・デル・シグロ(世紀の王者)”にて、決勝トーナメント進出の2位の座を賭けたグループステージ最終節を迎えることになった。
この試合に関して、ペニャロールは声明で「試合を取り巻く様々な状況を深く分析し、発生しうる事故を未然に防ぐという観点からアウェイサポーター無しでの試合開催を検討ました」とし「ウルグアイで治安を担当する最高機関である内務省はこの一戦を『高リスク』と評価し、ウルグアイサッカー協会(AUF)もアウェイサポーター無しでの試合を推奨しました」とクラブ内外で両チームのサポーターによる衝突が起こる可能性が高いと判断されたことを説明した。
続けてペニャロールは「安全を考慮し、ペニャロールはCONMEBOLに対しこの試合はアウェイサポーター無しで実行することを求めました。しかし、CONMEBOLは我々の警告に耳を貸さず、アウェイサポーターにチケットを販売するよう要請しました」と、アウェイサポーター入場禁止が却下されたと説明した。
更にペニャロールは「“カンペオン・デル・シグロ”は我々のホームスタジアムです。
そしてペニャロールは試合を安全に行うために最大限の努力を行うとしたうえで、「試合前、試合中、試合後のあらゆる事件や事故を防ぐことが重要です。なぜなら何か起こった際に、責任を負わされるのはペニャロールだけだからです。みなさんがホームゲームを守ることは、ペニャロールを守ることになるのです」とサポーターに協力を求めた。