明治安田J1リーグ第4節、ホーム開幕戦を迎えた浦和に対し、アウェイの柏は卓越したボール回しで主導権を握る。14分に小屋松知哉が鋭いカットインから先制点を決めると、31分には垣田裕暉が追加点。古巣対戦となった小泉佳穂は2アシストを記録し、勝利の立役者となった。ロドリゲス監督は小泉について「元所属クラブの対戦ということで、プラスアルファのモチベーションがあったと思います。ボールがある時も、ない時も、守備でも素晴らしい貢献をしてくれた」と絶賛した。
ロドリゲス監督は2021年から22年まで浦和を指揮。21年には天皇杯を制し、AFCチャンピオンズリーグ制覇、そしてFIFAクラブワールドカップ出場へと続く道を切り拓いた。中国の武漢三鎮を経て、今季から柏の監督に就任。かつての本拠地・埼玉スタジアム2002での一戦は「特別な試合、瞬間でした」と振り返る。ただ、選手たちに対しては古巣戦という私情は一切持ち込まず「いつも通りのプレーをしようと声をかけました」と明かす。「現在チームは良い状態で良いプレーを表現してくれています。