アーセナルのアルテタ監督は2019年12月に就任すると、徐々にチームを立て直し、獲得したタイトルは1年目のFAカップとコミュニティ・シールド2回のみだが、2022-23シーズンと昨シーズンにはマンチェスター・シティとプレミアリーグ優勝を争うまでにチームを成長させた。
アルテタ監督と同じく“クラブの再建”という役割を担うマンチェスター・ユナイテッドのアモリム監督は、9日に行われるプレミアリーグ第29節、アーセナル戦を控えた記者会見で、アルテタ監督との比較について「私にはアルテタほどの時間は残されていない」と述べ、「(マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルは)異なるクラブだと感じている」と語った。
ただ、同監督からインスピレーションを受ける部分もあるようで、「アルテタ監督がクラブの問題に対処した方法は、誰にとってもヒントになる」とコメントした。
なお、両チームともにミッドウィークに欧州カップ戦を消化しているが、チャンピオンズリーグ(CL)を戦うアーセナルは現地時間4日に試合を行い、ヨーロッパリーグを戦うマンチェスター・ユナイテッドは現地時間6日に試合を行っている。
マッチスケジュールが試合に与える影響について、アモリム監督は「ヨーロッパリーグはチャンピオンズリーグよりもはるかに難しい」と主張し、「試合自体が大変だというわけではなく、週末のリーグ戦に向けて回復が必要だ。我々はそれに対処しなければならない」と、プレミアリーグの成績に与える影響はELのほうが大きいと語った。
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