プレミアリーグ第35節が5日に行われ、クリスタル・パレスとノッティンガム・フォレストが対戦した。

 ここまで34試合を消化したリーグ戦で11勝12分11敗を記録し、勝ち点「45」の12位につけるクリスタル・パレス。
現在公式戦3戦無敗の同クラブが、本拠地『セルハースト・パーク』に6位ノッティンガム・フォレストを迎え撃つ。開幕直後から躍進を続けるアウェイチームとの一戦に、日本代表MF鎌田大地はボランチの一角として先発した。

 試合は、35分にクリスタル・パレスが最初の決定機を作り出す。相手陣内中央でボールを受けたアダム・ウォートンが左に展開。鎌田が縦に流すスルーパスを送り、タイリック・ミッチェルがワンタッチで滞空時間の長いクロスを蹴り入れる。大外から飛び込んできたダニエル・ムニョスが合わせたものの、ダイレクトで合わせたシュートはGKがセーブ。波状攻撃の流れから鎌田がミドルシュートを狙うが、枠を大きく外れてしまった。

 一方のノッティンガム・フォレストも、前半終了間際の44分にビッグチャンスを作り出す。自陣ペナルティエリア手前でのボール奪取からカウンターに転じ、ニコラス・ドミンゲスがドリブルでピッチ中央を前進。右斜め前にポジションを取ったクリス・ウッドへと繋ぐと、ワンタッチでボックス手前のアンソニー・エランガにパスを出す。だが、エリア内に侵入して左足を振るが、GKディーン・ヘンダーソンの正面に飛んでしまった。

 50分にはクリスタル・パレスがバイタルエリアでテンポの良いパスワークを披露。
イスマイラ・サールがGKと1対1の局面を迎えたものの、ノッティンガム・フォレストの守護神マッツ・セルスが鋭い飛び出しでシュートを防ぐ。アウェイチームもM・セルスのスーパーセーブからカウンターへと移行し、オラ・アイナが独力で右サイドを力強く突破。クロスを受けたウッドがボックス内でシュートを放つが、ボールは対応したマクサンス・ラクロワにブロックされた。

 すると57分、クロスに反応したサールがGKと交錯して転倒。オンフィールドレビューによりクリスタル・パレスにPKが与えられる。プレッシャーのかかる状況でキッカーを務めるのはエベレチ・エゼ。枠の左へと冷静にキックを沈め、ホームチームが先制に成功した。しかし、ノッティンガム・フォレストも64分にコーナーキックを獲得し、相手のクリアを拾ったネコ・ウィリアムズがペナルティエリア手前からグラウンダーのシュートをお見舞い。ムリーロが軌道を変えてゴールに流し込み、ゲームは振り出しに戻された。

 結局、そのまま試合は1-1で終了。互いに勝ち点「1」ずつを分け合った。なお。
鎌田は88分までプレーした。次節は11日に行われ、クリスタル・パレスはアウェイでトッテナムと対戦。ノッティンガム・フォレストはホームでレスターと対戦する。

【スコア】
クリスタル・パレス 1-1 ノッティンガム・フォレスト

【得点者】
1-0 60分 エベレチ・エゼ(PK/クリスタル・パレス)
1-1 64分 ムリーロ(ノッティンガム・フォレスト)
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