川崎フロンターレ、サンタ・クララを経て2022年夏にスポルティングへ加入した守田は、ここまで公式戦通算116試合に出場し10ゴール11アシストをマークするなど、ポルトガル屈指の名門で主力として活躍。在籍3年目の今シーズンは2度の指揮官交代に揺れたチームで公式戦35試合出場2ゴール3アシストという成績を残し、プリメイラ・リーガ連覇に大きく貢献した。
守田はスポルティングと2026年6月末までの契約を締結中。年明けにかけてはクラブから契約延長を打診されたものの、より高いレベルでのプレーを希望していることからこれを拒否したと報じられている。日本代表MF田中碧が所属し、新シーズンはプレミアリーグに参戦するリーズからの関心も報じられるなど、契約最終年を前に去就は不透明な状況だ。
今回の報道によると、スポルティングは守田の残留を望んでおり、再び契約延長に向けた動きを見せているとのこと。守田もクラブからの申し出を即座に拒否することはなく、現時点では自身の将来に関するあらゆる選択肢を検討しているようだ。また、来夏にフリートランスファーで退団するリスクを負ってでも、今夏の移籍市場での売却は簡単には認めない構えだと報じられている。
なお、現時点で守田に対して他クラブからの具体的なオファーは届いていない模様。スポルティングはサンタ・クララからの獲得時に費やした345万ユーロ(約5億7000万円)は回収したいと考えており、売却に踏み切る場合は800万ユーロ(約13億円)以上の値札をつけると見られている。