去就に注目が集まるブラジル代表FWロドリゴだが、レアル・マドリードへの残留を希望しているようだ。11日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 数多くのタイトルをもたらしたカルロ・アンチェロッティ前監督(現:ブラジル代表監督)と決別し、クラブOBでありレヴァークーゼンを史上初のブンデスリーガ無敗優勝に導いたシャビ・アロンソ監督を招へいしたレアル・マドリード。新体制での再出発を控える中、ロドリゴは今夏の移籍市場における売却候補の1人と報じられている。

 現在24歳のロドリゴは2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードへ加入し、ここまで公式戦通算267試合で68ゴール50アシストをマーク。在籍6年目の2024-25シーズンは公式戦50試合に出場し13ゴール10アシストという成績を残したが、年明け以降は次第にパフォーマンスが低下し、3月上旬に行われたアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグ以降はネットを揺らすことができなかった。

 今夏の去就はFIFAクラブワールドカップ2025でのパフォーマンス次第とも報じられているロドリゴだが、選手本人はレアル・マドリード残留を希望している模様。フロレンティーノ・ペレス会長にもその旨を伝えており、シャビ・アロンソ監督の下で確固たる地位を確立したいと考えているようだ。また、イギリスメディア『アスレティック』のマリオ・コルテガナ記者によると、ロドリゴは現在主戦場としている右ウイング(WG)ではなく、左WGや中央でのプレーを希望しており、シャビ・アロンソ監督と話し合いの場を設け、そのことを伝える予定だという。

 なお、『アスレティック』はプレミアリーグの複数クラブがロドリゴの獲得に興味を示していると指摘。とりわけ強い関心を寄せているのがアーセナルで、ミケル・アルテタ監督は同選手がチームにとって大きな役割を果たし得ると確信しているようだ。一方、ロドリゴの代理人はシャビ・アロンソ監督との話し合いが行われるまでは、いかなるクラブとの交渉にも応じない構えだという。
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