2023年夏にレアル・ソシエダから獲得したスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクがエースストライカーとして君臨しているニューカッスル。クラブ史上最高額の7000万ユーロ(約121億円)で加入した25歳は、ここまで公式戦通算109試合に出場し62ゴール11アシストをマーク。昨シーズンはプレミアリーグで得点ランキング2位の23ゴールを挙げたほか、クラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなるカラバオカップ制覇に貢献した。
そんなイサクだが、太ももの軽度の負傷によってシンガポールで行われるプレーシーズンツアーのメンバーに含まれておらず。一方、2028年6月末まで現行契約を残す同選手は今夏の移籍を希望しており、その旨をすでにニューカッスル側へ伝達した模様。こうした状況を受け、リヴァプールが獲得を1億5000万ポンド(約298億円)に迫る英国史上最高額のオファーを準備しているとも報じられている。
イサクの去就が不透明となる中、ニューカッスルはストライカーの補強に向けた動きを強めており、シェシュコが主要なターゲットとして浮上しているようだ。2023年夏にライプツィヒへ加入した22歳はここまで公式戦通算87試合に出場し、39ゴール8アシストをマーク。以前からアーセナルが動向を注視しており、今夏の移籍も噂されていたが、同クラブはスポルティングからスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュの獲得が決定的となっている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ニューカッスルは以前からシェシュコに関心を寄せていた模様で、すでに獲得に必要な資金の情報を収集し、具体的なオファーも準備しているという。リヴァプールがコロンビア代表FWルイス・ディアスの移籍によって資金を捻出し、イサク獲得に向けた動きを本格化させた場合、ニューカッスルもシェシュコへオファーを提示する見込みと伝えられている。
なお、シェシュコに対してはサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブからオファーが届いたものの、選手本人は欧州でのプレーを希望していることから拒否したようだ。